知財高裁(平成18年3月9日)“背景ノイズエネルギーレベルを見積もる方法事件”は、「計算方法そのものは、数学的な解法を意味するものにすぎず、これが自然法則を利用した技術的思想でないことは明らかである」、「上記のような数学的な解法であっても、その解法につきハードウェアが用いられて具体的にある処理が実現されるという場合には、自然法則を利用した技術的思想と認め得る余地がある」と述べている。
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