知財高裁(平成24年12月20日)“ビデオ符号化における中間画素高精度高速探索装置事件”は、「引用発明は、・・・・第二段階の探索において、複数の探索地点を含む探索範囲の限定によって探索回数を減少させ、演算量を低減させることを課題としており、探索範囲の限定による探索回数の減少という『one-at-a-time 探索法』の解決課題も含むものであり、引用発明と『one-at-a-time 探索法』の解決課題は共通するものといえる」、「引用発明には周知技術である『one-at-a-time 探索法』を適用する動機付けが存在する」、「本願発明は、引用発明及び周知技術から容易に想到できたといえる」と述べている。 |