知財高裁(平成0年2)“はんだ合金事件引用文献・・・・には、はんだ合金に、iを添加することで、さらに温度サイクル特性を向上させることができ、添加するiの量は、1.5〜5.5質量%が好ましいことが記載されている。したがって、引用発明1〜3のビスマスの量を、上記好ましい量の範囲内である、4.8質量%を超過し、5.5質量%までの範囲とする動機付けがあるといえる」、「引用発明1〜3において、:3.2質量%の数値を、相違点2に係る『4.8質量%を超過し、5.5質量%まで』の範囲の本件発明2〜8の構成とすることは、当業者が容易になし得たものである」と述べている。

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