■■ 解説 ■■(»全体表示)
(1)解釈
次のことである。 【補足1】交錯する権利関係を先願優位の原則によって調整したものである。また、同日出願の場合は、先願優位の原則を適用できないので、両者とも実施できることとしたものである。なお、特許権者や専用実施権者は、上記@やCの場合(商標権との抵触を除く)にその他人から実施権の設定を受けることができなければ、特許庁に裁定を請求することができる(»第92条3項)。 【補足2】特許発明が他人の特許発明、登録実用新案、登録意匠、登録意匠に類似する意匠を利用するものとは、特許発明が他人の特許発明、登録実用新案、登録意匠、登録意匠に類似する意匠を実施しなければ実施できないもの(いわゆる利用発明)である(»判例1、判例2)。なお、利用発明と利用される発明は、カテゴリーが同一である場合(両方とも物の発明である場合、両方とも方法の発明である場合)に限られず、カテゴリーが異なる場合(例えば、利用される発明が物の発明であり、利用発明がその物を生産する方法の発明である場合)もある。 【補足3】特許権が他人の意匠権や商標権と抵触するとは、特許発明が他人の登録意匠、登録意匠に類似する意匠、登録商標(立体的形状のみからなるもの)、登録商標に類似する商標(立体的形状のみからなるもの)と同一であることである。 |